活動内容(組込みシステム/ソフトウェア産業に関するアンケート調査 2015年度)

組込みシステム/ソフトウェア産業に関する
アンケート調査(2015年度)

組込みソフトウェア産業は、川上産業であり中小企業が中心である。また、最終製品の分野(サービス、輸送機器など)で見た場合、組込みソフトウェア産業産業はこれらの分野を横断する川上側の産業であり、その実態の把握は難しい。
過去には実態把握が行われた時期もあった。2003~2010年度の8年間に渡って経済産業省が主体となって実施した「組込みソフトウェア産業実態調査」、その後を受けて2011~2012年度の2年間にIPA/SECが主体となって実施した「ソフトウェア産業の実態把握に関する調査」では、組込みソフトウェア産業の実態を定量的に明らかにした。しかしその後調査は行われておらず、2013年度以降は客観的なデータに基づいた検討が十分に行えていない。一部の企業では資金調達に支障が生じるような事態まで発生している。
また、組込みシステム/ソフトウェアが重要な位置づけを担うCPS/IoT時代を迎えつつあるが、具体的な課題の把握を行うための基礎情報がない、または、不十分な状態にあり、政府等における産業政策や施策の立案にも影響が生じている。
EI協議会は実態把握を復活させるべく、2015年度に「組み込みシステム及び関連ソフトウェアに関する技術課題の検討」調査研究事業の一部を担当し、従前の調査の再開に向けた第一歩を踏み出した。調査報告書は、2016年度にNEDOより公開される予定(※)である。また、2016年度以降の調査主体・方法などについては未定であるが、所管省庁などと継続的に協議を行い、継続実施に向けて取り組む所存である。

※NEDOから成果報告書が公開されました。ダウンロードにはユーザ登録が必要です。リンク先にて登録の上、ダウンロードしてください。